トゥデイにダイハツコペンのHIDを移植したモディファイにならって、リーザにもやってみたくなりました。今回ターゲットに選んだのはダイハツムーブ。とりあえずコツコツ進めていくので進行状況報告します。【2008.02.10】
用意するもの
リーザのヘッドライトの大きさと、デザインからダイハツムーブカスタム(L175)のHIDユニットがなんとなくいけそうな気がして、探していました。ヤフオクでヒビの入ったユニットがジャンク扱いで出品されていたので片側だけですがゲットしてみました。このプロジェクタータイプのHIDがたまらなくかっこいいんですよね。室内で動作チェックしてみました。この型式ではHIDの自動光軸調整機構がついているため、光軸調整部にはアクチュエータがついていました。(現在は法規なのでHIDにはすべて装備されている仕様)
さらにMONAのメンバーからリーザ純正ヘッドライトを譲ってもらったのでこれをベースにモディファイをスタートします。【2008.01.19】
トゥデイのときはカッターやジグソーで樹脂部品を加工していましたが、欠けてしまったり、労力が非常にかかるので、今度のモディファイには新たなマシンを導入しました。これが超音波カッターです。先端の刃が40kHzで振動します。人間の耳に聞こえる周波数が20kHzですから、その2倍。当然音は聞こえません。樹脂部品ならサクサクカット可能。【2008.02.02】
CGによるシミュレーション
さっそくフォトレタッチを使って写真を合成してみました。うまく重ねるコツは同じ位置で写真を撮ることです。ベースの写真のように近い位置にHIDユニットを置いて撮影。その後、車だけの写真を撮影し、ヘッドライト部だけ差し替えてみました。
さて・・・。かっこいいだろうか・・・。うーん、微妙。アップルアイをデザインのキーにしているリーザにとって、この丸目4灯はあまり合わないみたいです。もうちょっと工夫する予定。【2008.01.19】
ヘッドライトの分解:ムーブHIDユニット
まずクリアレンズをはがします。レンズ部は防水をしっかりするため、非常に強力な接着剤でくっついています。これをはがずのがかなり大変なんです。現在外の気温が非常に低いので、室内で段ボール箱の中でドライヤーで加熱してはがすことにしました。ちょっとずつマイナスドライバーでこじ開けていくと15分くらい奮闘すると次の写真のようにはがれます。
というわけでムーブのHIDユニットはこんな構成になっていました。うまくリフレクタとユニットを削って肉を落としていけばリーザのユニットに収まるんじゃないかと考えています。たぶんトゥデイよりはスペースあると思うし。【2008.02.02】
ヘッドライトの分解:リーザハロゲンユニット
次にリーザの純正ハロゲンユニットを同様に分解します。リーザのレンズはガラス製なので、注意が必要。割れると大変危険です。ここで悩んでいるのがレンズの加工。ガラスは加工できないので、トゥデイでやった樹脂レンズのクリア化は無理。ムーブの樹脂レンズを切り取って使うというのも検討中。ただし、クリア化することがかっこいいかどうかいまいちなので、ガラスをそのまま使うかも。【2008.02.02】
ここでリーザ純正ヘッドライトを手にして、新発見がありました。背面になにやら丸い印が。これはスモールランプを取り付ける穴に見えます。おそらく開発中にヘッドライト内蔵スモール案があったんだと思います。以前、H4バルブにわざわざスモールランプを追加していたんですが、やっぱりこういう案もあったんですね。コストの影響でしょうか。残念です。ここに穴を追加すれば、スモールランプ設置できそうです。誰かやってみませんか?【2008.02.02】
今後の予定:こんな感じ?
分解したパーツを並べてみました。当然、ムーブの方がユニット自体は大きいです。しかしリーザのレンズを合わせてみると、なんとか中の臓物は重なりそうです。今後のレポートにご期待ください。【2008.02.02】
ハウジングの加工
加工をスタートしました。まずはパーツを全バラして、ハウジングだけにします。もうひとつの写真は取り外したHIDユニットとリーザ純正のリフレクタです。ぱっと見、なんかいけそうなサイズですね。ムーブのハウジングは相当デカイので削りまくります。と同時にリーザのハウジングもカットして、徐々にお互いの形状をあわせていきます。このあたりはただのカンですね。【2008.05.02】
とりあえず荒削り完了。形だけ合わせてみました。両方とも削りすぎました。まあこのくらい削らないと合わせるのも一苦労なので、あとで継ぎ接ぎします。HIDユニットとハイビームの位置関係は正面画像のようになんとか収まりました。この上にメッキのパーツが載っかるのでこれの加工も必要です。奥行きはトップのボルトフランジから130mm程度。リーザのエンジンルームは長いのでなんとか入りそうです。今後は実車に合わせてみて、位置の詳細を決定し、細かいレイアウト調整に入ります。【2008.05.02】